NO.1189
2009,7,27
税務署から白色申告の個人事業者に対し「収支内訳書」の提出を求める文書が郵送で届けられています。事務所にも「どうしたらいいの」と問い合わせが続いています…
《問い 「収支内訳書」の提出は、いつから?》
答え
今から21年前の1984年3月に所得税法が改悪さ れて個人・白色申告者へ収支内訳書の提出が、法律で 決められました。それ以前は、収支内訳書なるものは 有りませんでした。白色申告の事業者は自ら計算した 所得により所得税を申告納税していました。
《問い 「収支内訳書」提出強要のねらいは?》
答え
申告納税制度によって守られてきた納税者の諸権利を 奪い、①税務当局の権限を強化すること、②大型間接 税(消費税)導入の布石とするため、白色申告者の売 上・経費を把握するねらいがありました。
《問い 提出しないと不利益は?》
答え
収支内訳書の提出が法律で決められました。しかし、 民商や建設労働組合、税経新人会、弁護士会など広範 な反対運動で、罰則を設けない単なる「訓示規定」(『注 意を与える意味合い』で、義務規定のように守れない 場合にペナルティーを課すものではありません)とさ せたことにより、提出しない人も罰則や不利益な扱い は受けないことになっています。
第3回民商まつり
第1回実行委員会
7月29日(水)
午後7時半~
《例年「税務署の異動後」に調査が始まります》
税務署は7月10日に異動がありました。例年、この異動のあとに「税務調査」が始まります。税務署員の突然の訪問などには、「税務調査の心得十カ条」(自主計算パンフ参照のこと)にもとづいて冷静に対応しましょう。
チェンジとチャレンジの気持ちを忘れずに!!
ー7/16 製造業会員の交流会開くー
4月の建設業対策会議に続いて、製造業会員の交流会を16日に開催し、7名が参加しました。
参加者からは売上の減少などで深刻な実態が報告されました。ある会員は「4月まで売上減少もなく過ごしてきたが5月になって突然仕事が無くなった。売上が1/5になっている」「売上がほとんど無くなって2回融資を受けてしのいでいるがメドがない」などなど。全体が暗い雰囲気になっていたところある会員からは「とにかく出て行くものを減らすことが大事だ。自分も倉庫を返して、パートさんにもやめてもらい自分で走り回っている。ずいぶん気軽になった」という話も。また別の会員からは「こういう時だから『暇』な時間を生かして、新しい仕事を考えている。発想を変える『チェンジ』と挑戦していく『チャレンジ』が必要だと思う」と。何とか公共事業へ食い込めないかという検討課題も出され、交流会を今後も開催してゆくことを確認して散会しました。
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会計 伊藤英雄