NO.1099
2007,9,24
10月から導入される「責任共有制度」って何?
金融機関が融資をする場合、ほとんど「保証協会」の保証をつけています。つまり、融資の時に「保険」をかけて回収不能になったときには「保険」を使って、銀行は何の損失も受けないというしくみになっています。しかし融資の焦げ付きが増える中で「原則100%保証では、金融機関は、全くリスクを負っていないため、無責任な審査による制度利用の拡大や中小企業へのきめ細かい支援が行われない懸念」があることから「保証制度」を見直し、金融機関に一定の負担(リスク)を負わせる「責任共有制度」が導入されることになったのです。金融機関の負担は2割になるとされています。
金融機関の新たな貸し渋りを助長する危険性
しかし、金融機関に負担を求めるのと引き替えに、融資審査の実権を金融機関に引き渡そうとしています。
現在、自治体が申込窓口となってる「商工業振興資金」のうち申込金額が1250万円を超える「通常資金」の場合、申し込みは自治体でなく金融機関のみとなります。つまり、金融機関と取引のない事業者や金融機関が「貸したくない」事業者は申し込みすらできないことになってしまいます。また申し込みをしたとしても金融機関の裁量で融資が左右されることになりかねません。
そもそも「金融機関との取引の薄い中小規模商工業者が、事業上必要とする資金の融通を円滑にすることにより、その経営の振興に資する」(マル振融資制度要綱・第一条)という制度融資の趣旨が変質させられ、新たな貸し渋りを生み出しかねません。
制度融資は民商運動の「宝」
制度融資、とりわけ無担保無保証人融資は民商運動の諸先輩の闘いの中で勝ち取ってきた「宝」です。この制度融資を金融機関に売り渡すような変質を許してはなりません。
班で集まって話し合い
署名の取り組みをすすめよう
「消費税増税反対」の新しい署名の取り組みが始まりました。春日井民商では十月二十八日の国民大集会までに一会員あたり5筆、来年の重税反対統一行動までに十筆を目標に取り組みをすすめています。
班会で話し合うと
悪政への怒りが広がる
十三日、南支部・中新班で班会が開かれました。支部役員のIさんから署名用紙と「秋の運動袋」が配られ「署名は家族の分を今書いてね。袋の中の署名は近所や知り合いから集めてね」と声がかけられ署名を記入しながら、署名の中身を話し合いました。「年寄りの医者代がかかるからといって別の保険を作り保険料も引き上げるなんてひどい」「知り合いで『引きこもり』になっている息子さんを扶養にしている人がいるが、何年かしたら『引きこもり』の息子さんに払わせることになるのか」「姥捨て保険といわずに爺捨て保険といってほしい(笑い)」など話し合いをしました
共済会総会
9月26日(水)夜7時から
「更年期と骨粗鬆症のお話」
講師 小栗明子先生
事務所2階です
16日 婦人部総会開かれる
16日、グリーンパレス春日井で婦人部第26回総会が開かれ30名あまりが参加しました。総会では、活動のまとめと一年間の方針を確認、新しい役員を選びました。そのあと会場を移し懇親会を行いカラオケなどで楽しいひとときを過ごしました。総会には内藤富江市会議員にも参加いただきました。
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会費の納入のお願い
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会計 伊藤英雄