NO.1033 2006,5,1









 4月25日の午後と夜、「税金徴収でつぶされないために」の学習会を開きました。
商工新聞の4月10日号の特集「滞納処分から身を守る法」と愛商連作成の「滞納整理でつぶされない心得10ヶ条」をテキストに学習を進めました。

原則保証人なしに!

県保証協会の保証(融資)制度が4月1日から変わりました
 春日井市が窓口になっている「商工業振興資金」など県保証協会の保証(融資)制度が変わりました。一つの「目玉」は原則必要だった保証人が必要なくなったことです。今まで保証人をつけていた借入も保証人をはずすことができます。「申込用紙」の書式も変わっていますので詳しくは事務所までおたずねください。

●連帯保証人  
 個人事業者 原則として不要

 会社・医療法人等 原則として代表者のみ
 組合 原則として代表理事のみ


ただし、次の場合は、上記のほかに連帯保証人をお願いすることとなります。
◎実質的な経営権を持っているかた、営業許可名義人または申込人(法人の場合はその代表者)と共に当該事業に従事する配偶者が連帯 保証人となる場合
◎ご本人または代表者が健康上の理由のため、事業承継予定者が連 帯保証人となる場合
 この間の税務署の対応で、納税相談でも役員や事務局の立ち会いを拒否することや簡単に「先日付小切手」提出を強要したり、売掛金の差し押さえを口にする実態を報告。参加者からは「税務署の対応がそんなに厳しくなっていると知ってびっくりした」「今年は何とか消費税を払えたけど来年は分からない」などの感想がだされました。

税金の取り立てにつぶされないためとくに
 1、税務署からの「文書」にはしっかり目を通すこと
 2、どの程度税金を払っていけるのか商売の状況とくらしについて洗い直すこと
 3、税務署に行っても無理な約束をしない。約束したことは守るように努力することが大切です。



 
  消費税などで納付困難な皆さんへ

  税務署への納税相談 5月9日(火)午前9時半と午後1時 事務所集合

 (人数の関係で午前と午後に分けます。詳細は事務所まで問い合わせください)
あおぞらの会(多重債務相談会)の取り組みを紹介しますB
毎週水曜日に「あおぞらの会(多重債務相談会)」をはじめて6年になりました。今も毎週数名の相談者が訪れています。
サラ金8社からの借入252万円が特定調停で69万円に、過払い金取り返して債務ゼロに
2005年年明け早々に相談にこられたDさん、サラ金会社8社から借入があり総額は252万円あまり、月々の返済は13.8万円にもなっていました。相談の時には返済も滞り、毎日督促の電話に追われていました。
 すぐに特定調停を申し立てて、8社の内5社は債務ゼロの回答。残債務も69万円、月々の返済は4.5万まで減りました。その後、祝司法書士に「過払い金」の返還の交渉を依頼、取り返した「過払い金」で残債務の分を返済して、全ての債務がゼロになりました。

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   会計 増田直人